2025/07/02

アイリス・ガラスのネックレス

 

フリマで、アイリス・ガラスのネックレスを1ポンドで買いました。石が並んでいるのは首の正面に来る中央部分だけで、大部分がチェーンのみなので、ペンダントと呼ぶ方が相応しいかも知れません。

 一つだけ直径1㎝程のラインストーンで、他は全て直径約5㎜です。特有の虹色の筋は淡目なので、アイリス・ガラスとしては比較的古い時代(192030年代)の製品に見えますが、その割には石は爪留めではなく接着式で簡易な造りなのが不思議です。しかし、石の欠けは無く状態は良好なので問題ありません。


ところで、アイリス・ガラスの独特な色合いが好きで、安くて状態の良いアクセサリーを見付けると買っていますが、実際に身に着けた事は実はほとんどありません。姉はマルチカラーのアクセサリーは好きじゃないから、姉に送る事もありません。私自身が柄物や色味の割と強い服装を好む為、アイリス・ガラスは生憎それには映えず、正直使いにくいのだと思います。

しかし、アイリス・ガラスの氷菓のような爽やかな透明感は夏に特にピッタリなはずなので、今年は白いトップなんかに合わせて実用してみたいと思います。

 

 

 


2025/07/01

緑地のニードルポイントのビンテージ・バッグ

 

その日のフリマは、行きの移動中に車の中で、何故か腹が痛み出して来ました。出掛ける前は全く予兆はなく平気だったのに、その内どんどん本格的に痛くなり、こりゃヤバいなあと焦りました。フリマ会場に仮設トイレはありますが(利用した事はない)、清潔さと快適さは全く期待出来ません。そもそも、そんな具合の悪い状態では、広い会場を歩き廻って収穫を物色するのさえままなりません。そんな時は、…気合で治すしかない!と念を込めたら、本当にフリマに到着した時までには腹痛は止み、全く正常の体調で会場を見て廻る事が出来ました。こんな風に都合良く気合が効く事もあるでしょうし、まあ駄目な時はダメなんだろうな。 

そんな忘れ難い日のフリマで出会ったのが、このニードルポイント刺繍のビンテージのパーティー・バッグです。値段は3ポンドと言われたのを、2ポンドに値切りました。ビンテージ・バッグは結構フリマで見掛けますが、ビーズ刺繍の方が多く、状態の良いニードルポイントは稀で、特にこんな可愛いデザインのニードルポイントのバッグは珍しいと思いました。

メインカラーがエメラルド・グリーンと言うのも珍しく、丸に近い花模様とスカラップ縁の円形の囲みが、幼い可愛いイメージを与えています。刺繍は前面のみで、背面はエメラルド・グリーン一色。内側は、ベージュのシルク地が裏張りされています。 

幅は約13㎝で、パーティー・バッグとしても相当小さいアクセサリー・バッグです。製造年代は、1930年代頃だと思います。もっと後の時代だと、返って現代人にとっては実用的なサイズのバッグが多くなります。もしかしたら市販品ではなく、昔の誰かのお手製かも知れません。 

細かい型押し模様の付いた凝った意匠の口金が、古い製品ならではの優雅さを伝えています。

本体の状態は良いものの、持ち手のチェーンは錆々なのが難点です。このチェーンは新品に交換する事も可能ですが、財布やスマホすら入らない小ささのバッグなので、実用する日が来るとは思えず、コレクション用にはこのオリジナルのままの状態でイイやと思っています。