2024/04/21

二本松の自販機

 

ご当地物を見掛けると、何であろうとテンション上がって写真を撮らずには居られない私。昨年キチ吉ちゃんと出掛けた桜の季節に二本松市では、有名な菊人形の菊&キャラ柄がプリントされた自動販売機を見掛けました。

そして霞ヶ城前には、老舗和菓子店玉嶋屋の銘菓「玉羊羹」の藤色の自販機が。水風船のような物の中に入った丸い羊羹で、これなら子供の頃から度々食べていますが、生憎ゴムの匂いが気になって好きではありません。


そして、霞ヶ城へ行く途中の久保丁坂で、トイレに立ち寄った「福島県男女共生センター 女と男の未来館」(妙な名前だが学習センターらしい)と言うやたら立派な建物の中の自販機。全然ご当地物じゃないじゃん。しかも、グッズの抽選は大方終了しているし(一応確認したw)。しかし自販機にまで地域性を出すのも、これ程あちこちに自販機が存在するのも、日本独自の文化だと確信しています。

 

 


2024/04/19

丑年のruruko boy

 

PW(ペットワークス)の少女型ファッション・ドールrurukoには、男の子バージョンも存在します。るること同じ成形型の顔に、男の子版の可動式ボディを組み合わせた人形です。最早「るるこ」ではなく「るるお」だろうとは誰もが思う所ですが、一応「ruruko boy」 と言う名称になっています。

そんなるるお君も、非常に可愛くお洒落で質の高いファッション・ドールなのには違いなく、前から手に入れたく思っていました。特に日本の普通の少年っぽい黒髪ショートの子は、常々お迎えしたいとは思っていました。

そこで購入したのが、2021年正月の丑年に向けて、牛の黒々とした瞳をイメージしてデザイン・発売されたFresh ruruko 2101 boyです。巷では、通称「牛男くん」とか呼ばれています。この同時に丑年に因んで発売された、黒髪ボブ+黒目勝ちで睫毛いっぱいのモモコも、自分の好きな服装が似合いそうで中々好みでした。

実物を手にしてみてまず気付いたのは、肌が異様に白い!と言う事でした。色白肌の仕様だと言う事は予め分かっていましたが、多分漆黒の髪と黒い瞳とのコントラスト、更に最小限のリップ・カラーの効果で、一層色白に見えるのだと思います。男のくせに生っちろいのが嫌だとかではなく、もしこれが女の子だとしても、最早蒼褪めて不健康に見える程です。

外でスポーツに励むタイプには到底見えず、図書館で本を読んでばかりの少年にしか思えない。

るるおのボディには、アゾンのピュアニーモXSサイズか、それより背の高い少しお兄さんタイプのピュアニーモSの二種類あって、牛男くんはSの方だそうです。リヴァイ兵長と同じ体型か…。

長くて瞳に掛かるウザ前髪は好き。キャップを被せた時、バランスを取るのが面倒ですが。

ストリート系っぽくオーバー・サイズのTシャツを着せたかったので、ケンにーちゃん用に作った物を拝借。狙った通り、中々良いだぼだぼ具合です。

カーゴパンツは、以前姪のリカちゃん用に作った物。姪がリカちゃんを卒業したので、ドールと共に引き取って来ました。

フットウェアのマウンテン・ブーツは、あのケンエレのミニチュアのDANNER1/6ドールでも着用可能と聞いていましたが、ドール靴としては凄く固い素材なので、背面にかなり大きく切り込みを入れないと履けません。

しかもピュアニーモ・ボディの足先が、絶対勝手に外れて靴の中に残りそうなので、予め足先を外してから履かせています。更にハイカットに足首を捻じ込まないと履かせられませんが、それでもちゃんとドールはスタンド無しでも自立しますし、流石に良く出来ていて見た目は映えます。

スケートボードとキックボードは、昨年の夏にフリマで買いました。二つで50ペンスだったと記憶しています。

スケボーは単なるミニチュアではなく、元々ブラッツ人形用のようです。

乗る部分に二つの突起があり、多分スケボー専用の人形の靴底に穴が開いていて、嵌め込んで立たせて走らせる事の出来る仕組みだったようです。

私がブラッツに使用する事は絶対にないのだから(あのドールのデザインは許せない)、突起を切り落とそうとも思いましたが、付いたままでも人形を乗せられるので、取り合えずそのままにしています。

一方キックボードの方は、でかい&ゴツいエンジン・モーターが搭載されており、折り畳み式でスタンドも付いて結構男性向けっぽい本格的な造り。

これも何かの1/6ドール用だったのではと思いますが、実際ドールを合わせてみたら、ハンドルの位置だけが異様に低い。これでは牛男くんは乗る事は出来ないと、ハンドルの軸をぶった切り、銀色に塗装したチューブに嵌め込んで丁度10cm程長くしました。

しかし実際に牛男くんを乗せるのは、何度も失敗してすんごい大変でした。後輪部分に付いた折り畳み式スタンドが、牛男の重みでペシャンと倒れてしまうからです。

電動キックボードは、イギリスでは公道で乗るのを禁止されていますが、見た目からしていかにも頭と柄のワルソーな奴が、猛スピードで歩道を乗り回していて大変危険。その上、発火する事もあるそうです。

牛男呼ばわりはあんまりなので、潮(うしお)と一応命名する事にしました(「うしおととら」は面白かった…)。姉がmomokoにシンプルにデザイン名やイメージに合った名前を付けているのを真似て、ついでにうちの他のruruko達全員にも固有名詞を与える事にしました。

三つ編みカチューシャのruruko(あおい)

マリン・スタイルのruruko真凛(まりん)

園芸部のruruko園子(そのこ)

緑の瞳のruruko(みどり)

このお人形が姉宅に届いた時、中身を確認してくれた姉が、余りのショタぶりに危険性を感じる程でしたが、確かに凄く可愛くて、こんな格好をさせても未だ女の子に見えます。その内に、つい「男の娘」の格好もさせたくなる…(嗚呼うしおに魔の手が)

るるお君は、こんな黒髪の他には、金髪の西洋の童話の登場人物風の二体が居れば、私には十分だと思っています。しかし金髪の方は、未だコレダと思える仕様に出会っていません。

 

 

 


2024/04/18

二本松散歩 1

 

昨年の日本に一時帰国中の福島県の実家滞在中、お友達のキチ吉ちゃんが福島に旅行にやって来てその最終日に、桜の名所の二本松市の霞ヶ城を訪れました。福島県出身の私にとっても霞ヶ城訪問は初めてで、二本松市内ですら真っ当に歩いた事が今までありませんでした。


それもあり、山を一つ越えるので結構な道のりですが、二本松駅から霞ヶ城へは歩いて行く事にしました。二本松は1999年の市町村合併ブームで「市」になった訳ではなく、随分昔から「市」で、街は東北本線の駅近くですが、中心部の規模は三春町と変わらない、いや、もっと大人しい位だと感じました。

新規オープンやお葬式の花輪って、今は余り見なくなったんじゃあと思っていたら(日本に居ないので知らんけど)、リカちゃんサイズ位のミニチュア花輪が。隣のポスターの「ガッツリにんにく」も気になりますね!

城下町らしい街並みや建物が残っているのかな?と思いきや、駅周辺ではこの老舗和菓子店位しか見掛けませんでした。

城址は駅からほぼ北で、この和菓子店から左へ曲がり、久保丁坂と言う長い坂道を登って行きます。

この坂では、レトロな建物も幾つか見掛けました。

今にも朽ち果てそうな迫力の土蔵も。

しかし、そんなストリート・ウォッチングの合間にも、二本松隊士戦死の場を示す記念碑が立っていて痛ましい。

この坂道で目を引かずには居られないのが、この古い洋館。

この近所で開業している病院の元の建物のようで、今は古民家カフェになっています。もし開いていたら、間違いなくここでお昼ご飯を食べたはずですが、生憎定休日でした。悔しいので、外観の写真を撮り捲り()

門や玄関だけ見ると、全く和風建築なのが返って面白い。

洋館部分はロフトにも窓がある三階建てで、おまけに高台に立ち、最上階からは抜群の眺めが拝めると思います

ここで食事出来なかったのが今でも悔やまれ、その為にも再び二本松を訪れたいと思った私でした。 




 

 


2024/04/17

つまみ細工の白菊のコサージュ

 

キチ吉ちゃんからの昨年のクリスマス・プレゼントには、このウットリ美しい白菊のコサージュも入っていました。丁度二本松市の霞ヶ城の記事を書いていたので、有名な二本松の菊人形を思い出させます。

つまみ細工の技法で制作され、眩暈がする程の数の花びらが丁寧に正確に重なっています。少しだけつまみ細工に挑戦した事はありますが、例のクローバー社の便利な道具を使ってさえ私には難しく、ましてこんなレーヨンの縮緬は非常に扱いにくいのです。

良く見ると純白ではなく優しい乳白色で、中央にさり気なく同系色のビジューが縫い付けてある所も嬉しい。

裏面の金具を見ると、ブローチとしては勿論、ヘアクリップが付いていて髪飾りにもなります。

こんな可愛い飾りを頭に飾る和装には憧れますが、自分で着付けも出来ないし、生憎イギリスでは機会がなさそう。普段の服装の頭に付けても可笑しくありませんが、イギリスでは美容室に行けない為、髪は常に無粋にひっつめたままです。おまけにすぐに白髪が目立って来て、ヘアピン等を付けられる年齢ではなくなりました(涙)。ブローチとして楽しみたいと思います。