2023/04/15

流線形ブーケ状ラインストーンのブローチ

 

昨年の秋に訪れたアーディングリーのアンティーク・フェアの屋内会場で、友達への小鳥のブローチを買った後、最優先事項の姉へのクリスマス・プレゼントを選ぶ事に頭を切り替え、このブローチを買いました。直径は9cm位で、姉好みの大き目アクセサリーではありますが、抽象的なデザインには特に強いインパクトはありません。しかし姉にこのタイプを贈った事はない為、加えても良いのではと思いました。

恐らく193050年代のブローチで、規則性なく配置された流線状のワイヤー台座の上にラインストーンが並んだ、イギリスでは割と多く見掛けるタイプです。して言えば、流線を束ねた状態にはなっているので、ブーケを表しているのかも知れません。只このタイプでこれ程大きいブローチは、初めて目にしました。

ラインストーンは全て爪留めで造りはしっかりしているし、無色透明とアクア色だけで纏めたラインストーンは輝きが綺麗で品も良く、決して悪いデザインではありません。



2023/04/13

晩秋のアーディングリーのアンティーク・フェア 4

 昨年の11月、英国南東部最大の骨董市Ardingly アーディングリーのアンティーク・フェアの年内最後の開催日に夫婦で行って来ました。

試しに出店料を調べた所、このアンティーク・フェアで最も高い売り場は、実はこのShopping Arcadesでした。料金は400ポンド以上で、平均の倍もします。

テント張りの言わば仮設店舗ですから、当然冷暖房が完備している訳でもなく、悪天候に強い環境にも見えないのに、完全な建物内より出店料が高いなんて。


道理で商品が概ね割高で、このエリアで何か買えた試しがない訳です。売っている商品は、流石にセンスの良い物が多く混じっているんですけどね。このブローチのセレクションなんて、欲しくなる物がいっぱい。

特にこの辺りで売られている布物には、魅力的な物が。

イギリスらしいクレージー・キルトには、返ってきっちり幾何学的な文様の整列したアメリカン・キルトより惹かれます。

一瞬可愛い柄の布に見えますが、実はウサギの顔が邪悪!

実用じゃなくとも、飾っておきたくなる可愛さの子供用ディアンドル。


何処かの誰かのお手製らしい、味のあるノディのチェスト。

屋外売り場の最奥(南端)は、今回は流石に前日の暴風雨の為に、ほとんど出店のない寂しい状態でした。

これぞイギリスのモッズ~とでも言うような、激しい柄の布が張られたストゥールです。下の脚部分も、意味不明に複雑な形です。

これを見て、中学時代の遠足の松島水族館での 部活の先輩へのお土産として、一年生一同で同じハリセンボンの剥製を買ってプレゼントしたのを突如思い出しました。そんな物受け取った先輩も、さぞ困ったでしょうね。ほんと、子供って我ながらしょーもない。しばらく、部室に飾ってありましたけど(笑)。

しかしこんな風に地べた置きで濡れていては…、出汁が出ちゃうよ。


結局今回は、今までで最も早い1時過ぎにはここを去りました。…え?こんなにショボい出店数では、行く甲斐がなかったんじゃないかって? いえいえ、ちゃんと目的を果たしただけでなく、私もP太も自分自身用にたっぷり収穫があり、正に有り金全部を使い果たす程買い物を楽しめました。カードもほとんどの店で使えますが、我々はここでは現金支払いのみと心に決め、財布の中には本当に10ペンス玉しか残らず、それで早々に引き上げたのです()

 

 

 


2023/04/11

二羽の小鳥のブローチ


昨年の秋に訪れたアーディングリーのアンティーク・フェアの、最初に見て回った最大の屋内会場では、まず最初に友達の好みに合いそうなこのブローチと、友達から頼まれていたオールドホールのポットを買いました。このフェアへ来た目的は、第一に姉へのクリスマス・プレゼントを買う為で、次に友達へのクリスマス・プレゼントも、もし好きそうな物が見付かれば買う事でした。前日その友達と「明日またアンティーク・フェアに行くけど、なんか欲しい物ある~?」とか話していた為(Line)、すっかり頭の中が友達の好みモードになったままでした()。このブローチを買った後で、姉の好みモードに切り替えなければと我に返りました。

直径2.5cm位の円の中に小鳥(ツバメのようだ)が飛んでいる、小ぶりのブローチです。その小鳥には、緑色のラインストーンが嵌め込まれています。イギリスでは時々見掛けるタイプで、そう珍しいデザインではありません。しかし裏面のピンが古風な仕様で、20世紀初頭のブローチと思われます。

実は最初に買った時は、下部にこんなラインストーンがぶら下がっていました。多分スワロフスキーで、金具の色も違えば製造年代も明らかに違います。フェアで販売する際、他のアクセサリーのが誤って引っ掛かり付いて来てしまったようです。友達へ送る際は、このラインストーンは好みじゃなさそうなので外して贈りました。

 

 

 


 

2023/04/09

イースター・エッグ・ハンター

 

今年の復活祭用のドール服は、新たに作る時間もなく、目新しい材料も手にはいらなかったので、以前縫ったアウトフィットの単なる使い回しです。

中に着せた黄色いギンガムのワンピースは、数年前のミモザの日用の服でした。

今回のコーデでは、面積が大きい服だけに、単なるギンガム+白レースだけでは流石に大人し過ぎたので、スカートの裾にイースター・カラーの花の刺繍を入れてみました。

相変わらず下手クソな上、既に立体に仕上がっている服に刺繍したので、生地が吊れてゴワゴワです(苦笑)

でも、ちょっとはイースターらしくなったかなあと。

上に着ている生成り地に刺繍のエプロン・ドレスは、元はmomoko DOLL「冬のバス停」用に、「ナチュラルデイズ」の真似っこ服として作った物でした。

実はそれは姉に送っちゃいましたが、持っていると便利そうだからと、自分用にも再び同じエプロン・ドレスを縫っていました。

実際に着回し度の高いお役立ち服で、今迄も何度かブログに登場しています。

そもそも作った服はどんどん増える一方だし、姉に上げても上げても未だ収納場所に困る程だから、今後は一回切りでなく、出来るだけ何度でも活用するべきだと思いました。

しかし、新たに服を作って着せてみたいと言う好奇心も、やっぱり全く止まらないのでした(笑)

顔面崩壊気味の巨大(ドールにとって)ヒヨコは、元々イースター・ボンネットの装飾として売られているアレ。近年は、日本でも似た商品が簡単に手に入ると思います。

今年の復活祭は日本で過ごしている為、イースターの雰囲気はほとんど感じられませんが、せめてドール服だけでも、ささやかなお祝いの気持ちを表したいと思います。

 

 

 


2023/04/06

晩秋のアーディングリーのアンティーク・フェア 3

 

警報級の暴風雨の翌日で、屋外の出店数が過去最低の寂しい状態だった昨年最後のArdingly アーディングリーのアンティーク・フェアですが、場所に寄っては割と店も多く人も集まっていました。

この日の天気は雨が降らない予報だったものの、空を見上げると相当疑わしい…。

天気が変わり易く、天気予報が当てにならないのもまたイギリス。一応我々夫婦は、雨具は完備して来ました。

実際に予報に反して、時々雨が激しく降りました。この絨毯屋なんて、水浸しで一体どーするつもり?? 分厚くて水を吸収して乾きにくいし、カビたら商品としてお終いです。

地面に置かれた缶も水浸し。元からサビているから構わないのか。

買わなかったものの、一応ウラン・ガラス確認用のブラック・ライトは持って来ていました。

こんな天気の悪い暗い日にこそ、ブラック・ライトが屋外でも威力を発揮します。

味わい深いビンテージのドール・ハウスの家具は、多分60~70年代製で、この時代の物が私には一番魅力的に映ります。幾つかは金属製で、ずっしり重いのです。

ホーローの質感、フォルム、子供が描いたようなシンプルなレトロ・ポップな花模様、色合い、ハンドルに巻き付けられた縄紐等、バランスが完璧なビンテージ・ケトル。

こけし柄が可愛い日本製の蓋付き器は、直径30cm位の張り子製で、多分火鉢用の炭入れだったのではと思います。

古い物ではないけれど、赤い電話ボックス型のワイン・ラック。
 

公園等の公共地に設置されるゴミ箱です。ゴミを無理矢理食わされて、虚ろな目のカエルとクマも悲しいけれど、不敵に笑うトラが迫力抜群の哀愁を漂わせていますね。

一方、こちらはゴミ箱の三条河原。右のポパイは、勿論著作権無視です。