ラベル 60s の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 60s の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025/06/14

グリーン×ストライプのハンカチ型ガラス花器

 

久々にビンテージ・シンディを手に入れる事が出来たフリマのストールでは、最終的にこのハンカチ型ガラス器も購入しました。そのストールでは、他にもハンカチ・ガラス器を全部で10個以上販売していましたが、その中で一番レトロポップな、尚且つ多分今まで見た事のない緑色地にピン・ストライプ入りのを買いました。値段は3ポンドと言われたのを、閉店近くだったので2ポンドに負けて貰いました。

緑と言っても、ティーグリーンとでも呼ぶような、渋めの色なのが気に入っています。この「Chance チャンス」と言うブランドのガラス器のシリーズには、本当に多くのカラー&パターン・バリエーションが存在するようです。其処のストールで売られていたハンカチ・ガラスは、半分以上は透明なタイプでしたが、自分が惹かれるのは、こんな下白の敷かれたはっきりした色のポップなタイプ。

四角いハンカチをくしゃっと立ち上げたようなヒラヒラした造形は、手作業で形成していたらしく、全く同じ物が一つとしてないそうです。

重ね置きは出来ないし飾る場所も意外と取るしで、正直このシリーズをそんなに多くを集める事は出来ません。しかしやはりいつかは、赤地に水玉のが欲しいなあと改めて思いました。

 

 

 


2024/11/07

紺と黄色のビンテージ・スカーフ

ビンテージ・ジュエリーだけでなく、ビンテージのスカーフも姉が喜ぶので、アンティーク・フェアやモールでは大抵ビンテージ・スカーフも物色しますが、生憎姉の好みに合いそうなビンテージらしいお洒落な柄には滅多に出会えません。それで、自分用にフリーマーケットやチャリティショップでコツコツと買い集めていたビンテージ・スカーフ達を、結局今まで使わなかったからと、一度纏めて姉に上げました。改めて眺めて見て、自分でもそのコレクションの方が、フェアやモールで売られているスカーフより余程素敵なデザイン揃いだと確信しました。

それ程イギリスでさえ見付けるのが意外と難しいので、日本のスタイリッシュな古着屋等で売られている、イギリスで買い付けて来たとか言う素敵なビンテージ・スカーフは、価格が高いだけの事はあると思います。

これは今年フリマで出会った、久々に魅力的だと思え購入したビンテージ・スカーフです。そのストールでは、他にも同時代らしき古いスカーフを幾つか並べて売っていましたが、このスカーフのみが、いかにも60年代らしいジェオメトリックなパターンでレトロで、現代の服装に実用出来るファッション性に見えました。

一辺80㎝位の大判で、使用色は鮮やかなネイビー・ブルーとブリリアント・イエローのみ。そして柄は直線と水玉だけで大胆に構成された、潔い程すっきりシンプルなデザインです。

この中央の水玉の大小の組み合わせ方や配置、白地の割合が、また絶妙なデザイン性の高さだと思います。遠目には、まるで少し花柄のように見えます。

素材はポリエステルですが、質の良いスカーフにのみ見られる、縁を手巻きしながらかがる「撚りぐけ」と言う独特な職人技で手縫いされています。「WISTEL T」と言うブランドの製品で、生産国はイタリア。スカーフの生産技術では、北イタリアと日本の横浜が世界でダントツだと聞いた事があります。

スカーフの畳み方&巻き方に寄っては、紺色と黄色の目立つ割合がかなり変わる為、印象が違って見えるのも、このスカーフのお洒落で面白い所です。




 

2024/06/07

デジタル・ラヴ

 

この60年代風のモノトーンのオプティカル柄のミニ・ワンピースは、リカちゃんのお友達人形アクアカールみさきちゃん用に作った物でしたが、身頃に余裕があるのでmomoko DOLLでも着用出来ます。しかし丈が普通ボディのモモコにはかなり短いので、ティーン・ボディの「GIRL POP lime cat」のモモコに着せてみました。

こんなスタイルもイケるlime catちゃん。ヒール付きロング・ブーツ(バービーのらしい)を合わせたら、すんごく脚が長くてスタイル良く見えます。

銀髪に近いプラチナ・ブロンドの直線ボブ、ファンキーな背景も相まって、何だが近未来風でテクノ・アイドルっぽいかもと思いました。これなら、キレッキレのダンスを踊りそう。

テクノ・アイドルと言えばPerfumeですが、日本に滞在中もTVを見る機会が余りなく、実は今だ良く知りません。しかし、テクノ・ポップは元々好きなジャンルなので、見る&聞けばきっと好みに合うかもと思っています。

ところで、今になって「早過ぎたPerfume」と呼ばれる、「スターボー」と言う名の三人組テクノ・アイドルが80年代に存在したと、つい最近知りました。性別不明(当時流行していたパンチみたいなカーリー・ショートヘアだった)の宇宙からやって来たアイドルと言うぶっ飛んだ設定で、細野晴臣作曲&松本隆作詞の恵まれた楽曲で華々しくデビューしたものの、正にイロイロ時代に早過ぎて一般人の感覚は追い付けず、全くヒットしなかったそうです。

YMO及びファミリーの大好きだった私ですら初めて聞いたので、そりゃ売れなかっただろうよとは思いました。タイトルの「デジタル・ラヴ」は、フランスのテクノ・デュオ「Daft Punk ダフト・パンク」の2000年代のヒット曲から。…毎度ながら、話がドールから大きく脱線しちゃいました。

 

 

 


2023/08/02

丸い赤いエナメル花ブローチ

 

イギリスでの今年最初のフリーマーケットでは、最後の去り際にこのブローチを買いました。アンティーク・フェアやモールでも余り出会えない私の大好きな1960年代に流行したポップなエナメル(ホーロー)花ブローチなのに、その上其処は一度チェックしたはずのストールだったのに、うっかり危うく見落とす所でした。いや、もしこのブローチの存在に気付きもしなかったら、悔しい思いにすらなる事はなかったのですが、兎に角これだから売り場は、しつこく何度も出来るだけ見回るのに越した事はありません。

直径は5cm強で、円だけで構成したような意匠もポップさは十分です。全体の形も丸ければ、花弁の一つ一つも丸っこいのです。この花弁は、裏側を見ると実は二枚の金属板を同じ形に複雑にカットして、立体的に巧みに構成しているのが分かります。色味が黄色味を抑えたコクのある真紅なのも、気に入っています。

花の形は完全に違うけれど、雌蕊が黒なので赤いポピーを連想させます。もしかしたら、イギリスで毎年11月に戦死者慰霊の象徴として着用される、ポピーのブローチとして売られていたのかも知れません。