2025/05/11

楕円のルーサイトのクリノリンのインタリオのブローチ

今年三月に訪れたアーディングリーのアンティーク・フェアでは、三月末に誕生日が来る友達へのプレゼントのビンテージ・ブローチだけでなく、姉へのビンテージ・ブローチそして自分用のビンテージ・ブローチもしっかり買いました。このルーサイトのブローチは、最後の方に屋外ストールで見掛けて購入しました。其処はジュエリーは全く専門外に見え、ガラクタに混じって雑多に売られていたし、既に店仕舞いを始めているし、状態は正直良くないので3ポンド位だったら買おうと思っていました。しかし値段を聞くと、意外とボッたくられて5ポンドと言われ、すかさず値切って結局4ポンドで買いました。

表面の傷は多いし端が一箇所目立って欠けているのも残念ですが、その日のアンティーク・フェアで見掛けたルーサイトのインタリオのブローチとしては、モチーフが一番魅力的に見えたのは確かです。

モチーフは、ボンネットを被り大きく膨らんだ長いスカートを履いたヴィクトリア時代の貴婦人の横向き姿、すなわち「クリノリン」で、この手のブローチとして珍しい題材ではなく、私も既に幾つか持っています。しかし何せ一個一個手彫りなので、二つとして同じ図案は存在しないし、経年や保存状態に寄って色合いも異なります。

このブローチの図案は、背景にレンガ壁のような物が描かれているのが面白いと思いました。

いつもながら、こんなアバウトな彫り方の表現でも、ちゃんとクリノリン・スタイルの女性だと認識出来る所がスゴイし興味深いと思います。

 

 

 


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