2025/07/19

ちゅら花な浴衣

 

相変わらずドール用の浴衣に向く布地が中々ない~とボヤいていましたが、そうだ、日本からイギリスに持って来た「あの布」があるじゃないかと思い出しました。

この紅型プリントのコットン生地は、姉がmomoko DOLL用に紅型の浴衣が欲しいと言って、昨年の帰国時に買って持たせてくれた物です。なので、どちらにせよモモコ用の浴衣を縫わねばならなかったのを、今まで忘れて取り掛かっていませんでした。

紅型染め、すなわち和風ステンシルは、和服の生地にも良く使用される技法ですが、これは明らかに沖縄の紅型柄です。そんな柄でも琉装ではなく、ちゃんと和装らしくなってくれるんだろうか?と、最初は少々不安でした。


そもそも琉装と和装では形も着付けも異なるので、極スタンダードに着こなせば浴衣らしくは見えるようです。 

プリントは精度が良く美しく、華やかさと古風な渋さのバランスも良好。

柄の方向に制約もなく、柄の大きさや密度は1/6ドールの浴衣としては理想的な布です。

帯は無地ですが、裏表で色を変えるのは私にとっては意外と初めてです。 

新たに凝った帯の結びに挑戦するのが面倒臭くて、大抵は無難に手っ取り早く文庫か蝶結びにしてしまいますが、今回はちょっとだけ変えて片流しと言う結びにしています。

夏らしい涼しげな帯飾りか帯留めを加えたいと思い、レトロな透明なボタンを帯留めとして合わせてみました。

ところで、この「うんざりな日々」のモモコは、元々はストリート・パンク系の服装で販売されましたが、私は着物が似合いそうだと期待してお迎えしたドールでした。

にも関わらず、今だ着物を着せていない事に気付き、浴衣ですが、これでやっと和服デビューとなりました。

目元にほんのり入った赤いシャドーが、見込んだ通り和服にぴったり。

デフォルトが耳元の髪を掻き上げている髪型なので、桜柄のターバンを合わせました。が、それでもやはりヘアバンド式だと髪を中々纏め辛く、ドールにはカチューシャ式の方が装着がラクだし植毛を傷めにくいはずです。

グラニー風バッグは、ターバンとお揃い。大き過ぎてしまい、「ちょっと夜祭りへ」と言うよりは、一日中街にお出掛けに行くスタイルっぽく見えます。

皆自分好みの服装を着こなす良いモデルになってくれると気に入ってお迎えするモモコ・ドール達ですが、その中でも彼女は大抵の格好をスタイリッシュに着こなし、写真写りも問題なく、期待以上の抜群の活躍度。つい、この娘の登場が多くなって偏ってしまいそうです。


 


0 件のコメント: