2025/07/17

奥多摩の旅 道の駅こすげ

 

一昨年前の義兄の運転に寄る姉夫婦との奥多摩小旅行で、奥多摩湖方面を目指していたはず…なのですが、やっと車は奥多摩湖には到達したものの、駐車場に空きが無かったのか、道路が混んでいて駐車場に入る機会を失ってしまったのか、あろう事か単に車窓から湖を眺めるだけで素通りしてしまいました。 

では一体何処へ行くんだ?と思いきや、車は更に奥に進み、遂には山梨県側に入ってしまいました。

山梨県の小菅村と言う場所です。なので、今回は正確には「奥多摩」の旅から外れます。すぐに道の駅があるとの標識を見たので、其処を目指す事にしました。

何せ、道の駅は常に楽しませてくれる所。

地元色の濃いお土産を買うのには打って付けで、この「道の駅こすげ」のように食事も出来れば温泉がある場合も。温泉付きの道の駅は、全国に結構多いのでは?と思います。 

ここも例に漏れず、食でも物でも地元アピールと誘惑に溢れていました。


見せ方も謳い文句も、これでもか!とそそのかして来ます。こう言う熱意や工夫が、イギリスの商業にも少しはあれば良いのに…(驚く程無い)。

まず、山梨と言えば「ほうとう」。山梨県も、昔は姉夫婦と何回か訪れた物です。富士山の樹海を散歩して氷穴を見学し、ほうとうを食べて帰ると言うのがお決まりのコースでした。

あの幅広いモチモチ麺をラーメン・スープで食べる、「ラーほー」なんてのも売られていました。きっとスープは濃厚に違いない。

こちらは、ほうとう麺をクッキーのように焼いたお菓子。

そして甲府盆地と言えば、葡萄を始め果物の産地で知られています。マスカットのお菓子も、この通りズラリ。

そして、日本有数のワインの産地でもあります。 

山梨土産の定番である桔梗信玄餅の、リキュール版も。黒蜜きな粉味で、甘そうなお酒です。 

「よっちゃんイカ」の本社は山梨県に在ると、以前弟から聞いた事があります(大学のクラスメイトに山梨出身者が居たらしい)。駄菓子好きな私ですが、生憎よっちゃんイカは駄菓子らしからぬ強烈な酢臭が苦手で、実は食べた事がありません…。クックパッドを見たら、やはりこれを御飯のおかずに使って調理する人は居るようです。 

ここへ来る途中「チャーちゃんまんじゅう」の看板を見掛け、何だろう?と思っていましたが、中の具は餡子等の甘い系から葱味噌等のしょっぱ系もある、長野のお焼きの小菅村版みたいな食べ物のようです。

ただし、お焼きは具材を小麦粉の皮で包んで焼きますが、チャーちゃんは饅頭なので蒸すようです。因みに「チャーちゃん」とは、製造元のおばーちゃんの愛称らしい。

また、山梨と言えば水晶。今は余り産出されないと聞きますが、研磨加工技術は引き継がれているそうです。

工芸品では、「きおび」と言う、小菅村産の主にヒノキを帯状にした木工細工を見掛けました。ヒノキなので、部屋に飾れば天然の芳香剤に、クローゼットに吊るせば防虫剤になるそうです。 

まるで北欧デザインみたいなお洒落な物が多く、友達へのお土産として買いました。

葉っぱ柄の柄付きマステ。これは自分用に買いました。

誘惑はこれでもか!と多いものの、たらふくお昼ご飯を食べてお腹に余裕のないのが口惜しい…と思いきや、我々姉妹は美味しそうな物を見ていると消化が進んでお腹に余裕が出来るもんです(コワイ)

チーズケーキの地元産ブルーベリー・ジャム添えを、美味しいコーヒーと共に頂きました。

テイクアウト・コーナーの側には、ツバメの巣が。

最早雛達は親鳥並みに大きく、巣立ちは間近に思われました、こんな大きい子供達5羽に、休みなく餌を探して運ぶ親鳥はさぞ大変な事でしょう。

奥多摩湖をちゃんと見られなかったのは残念でしたが、奥多摩を進まない限り絶対に来る事の無かったような、山梨県としても秘境と言える場所の魅力を少し知る事が出来ました。この道の駅だけも十分楽しめ、旅の良い思い出になりました。





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