2025/07/18

奥多摩の旅 奥多摩湖展望台

 

一昨年の姉夫婦との奥多摩小旅行で、偶然辿り着いた「道の駅こすげ」は凄く楽しめたものの、一番の目的であったはずの奥多摩湖をちゃんと眺められなかったのはやはり心残りでした。道の駅を去り帰途に着く際、奥多摩周遊道路(都道206号線)の先に昔バイクのツーリングで良く訪れた奥多摩湖を眺められる無料駐車場があるはずだと義兄が言うので、その道路を通って帰る事にしました。しかし、行けども行けどもそれらしき場所は現れず、奥多摩湖からどんどん遠ざかって行きます。義兄がツーリングで来ていたのは数十年前の話だし、記憶違いだったのかも…と諦め始めた矢先、やっとお目当ての駐車場が見えて来ました。言い出した義兄本人も、流石に不安になっていたらしく、湖が見えた時はホッとしたそうです。

正式名称を月見第一駐車場と言い、海抜は993m。奥多摩湖から相当離れた標高の高い場所なのは確かで、遥か眼下に見えます。

こちらは下流のダムサイト(堰)方面。狭い谷底に水を堰き止めた曲りくねったダム湖なので、高台からは幾つかの湖に分かれて見えます。この日は一日中薄曇りで湿度が高く視界が悪く、夕方が近付くにつれ霧が出て益々見晴らしは悪くなり、折角の展望台からでも山並みははっきり見えませんでした。ネットで検索して同じ場所の晴れた日の写真を見ると、まるで違った印象の風景でした。 

が、この時一瞬晴れたようで、少しだけ山の輪郭が姿を出しました。 

今はインバウンドが大盛況で、どんな僻地であろうと日本の至る所で外国人観光客を見掛けます。こんな自然豊かな場所に来るのは、大抵アジア人ではなくスポーツを楽しむ欧米人。この自動車以外は進むのがキツ過ぎるような勾配の道路でも、サイクリング中の欧米人を何回か見掛けました。

この後、東京都の道路最高地点(1146m)を通過し、九十九折の道路を延々と下り、やっと五日市方面へ出ました。このドライブだけでも、普段は中々想像しない東京の様子を見る事が出来、十分楽しい物でした。奥多摩って、本当に山深い! しかし私がかつて訪れていた頃に比べれば、飲食店を始め観光施設は遥かに充実して来ているはずなので、また何度でも訪れ、いつかはじっくり滞在してみたいと思います。 




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