昨年のクリスマス前のRochester ロチェスターのお気に入りの布屋さんで、この樅の木のような針葉樹柄のカット生地を買った時から、こんなクリスマス・ドレスを作ろうと思い描いていました。
この針葉樹柄の生地には、良く見るとベージュ地に白抜きの星も散っています。
最初は無地の深緑の布と組み合わせようと考えていましたが、実際に合わせてみると地味過ぎに見えた為、細かい柄入りの深緑地の布を、身頃やカフス、スカートの裾に利用しました。
針葉樹柄の布は袖にも使うつもりでしたが、柄が飛び過ぎていて小さな面積には意味がないと思い、生成りのドビー・レース生地に変更しました。
緑色のフード付きケープは、以前momoko DOLL用の着物に合わせる為に作った物。リカちゃんにはでっか過ぎるかなと思いましたが、意外と可愛くまとまりました。
ただし、肝心の新しく作ったドレスの半分が隠れてしまいます。
背景は、来年用のカレンダーです。「樅の木」と題打ったものの、写真は単なる針葉樹林なのですけど。
毎年居間用にイギリスの風景や庭園の写真のカレンダーを買いますが、ドール撮影の背景としても結構使える為、使用年が終わっても捨てずに取ってあります。
しかし、何せレンタル・フォトを使用した安いカレンダーだから、お決まりの人気の観光地の同じ(ような)写真がどんどん重なって来ました。
そこで今回は「森林の景色」と言う、ほとんど樹木のみの四季折々の写真の、チャリティショップのオリジナルのカレンダーを買ってみました。木だけでも十分美しく飽きない写真ばかりで、またこんな撮影地不特定の写真は、ドールの背景として今後も何かと役立ちそうです。
ところで、姪っ子が遊び古したリカ城のお人形教室製のこのリカちゃん、ちょびっとカスタムしたものの、やはり髪質が傷んでいるのが気になります。
しかし写真で見る限り、何とか誤魔化せるみたいで安心しました。 お顔は抜群に可愛いのでヨカッタ。
ドイツ民謡「O Tannenbaum 樅の木」は、子供の頃から好きなクリスマス・キャロルの一つ。樅の木や柊、ヤドリギ等がクリスマスに欠かせないモチーフと見なさているのは、冬も蒼々と葉を茂らせる常緑植物の生命力を尊ぶ原始宗教から来ているようです。
冬でも森へ出掛け、そんな生命力の恩恵にあやかりたいものです。
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