昨年の一時帰国時も、東京の滞在先の姉の家から歩いて行ける小金井公園のフリマに出掛けました。其処で、このリカちゃんのお友達人形「かれんちゃん」を買いました。
元持ち主らしき小学生女児だけが店番をしていて、値段は500円と言われました。少し安くしてとお願いすると(子供相手でも値切る私w)、「ええー?」と怪訝そうに言いつつも300円にしてくれました。…まあこれも、社会勉強の一つだよ。
これは「ジュエルアップかれんちゃん」と言う仕様で、髪に付属のビジューを付けて遊ぶヘアアレンジが主体のお人形だったから、元は「シャイニーフローラルみゆちゃん」同様に、床に届くようなとんでもなく長い髪(平安時代か)をしていました。
正直かれんちゃんのフェイス・プリントは、瞳が古臭く見えて特に好きではなく、欲しいと思った事もありませんでした。が、こうして安く出会えたのも運命です。
かれんちゃんは甘えんぼキャラと言う設定だそうですが、甘いテイストのモデルはリカちゃんの一部とみゆちゃんで間に合っているので、髪をカットして文字通りフットワーク軽めに変身して貰う事にしました。
「ユニーク・アイズ」のソフィアと大差ないボブに見えても、かれんちゃんの毛量は頭の大きさに対して遥かに多いから、単に長さをカットするだけでなく、漉き捲ってボリュームを減らしてシャギーを入れるのが結構一苦労でした。更に広がらないようお湯パーマを掛け、ジェルで固めて束感を出しています。
リップと眉もリペし、ブラウン系のアイシャドーを加えて少し活発&勝気そうに。すると、何だかかれんちゃんが可愛く見え始め、途端に服を作って上げたくなりました。
それ程古くない、ヘッドの状態も傷んでいない人形のはずなのに、ボディの質は元から酷いらしく不格好で、既に腕の付け根に亀裂が入っていました。製造年代的には「シャイニーフローラルみゆちゃん」より少し前程度ですが、例の特に質の悪い時代のボディなのかも知れません。そこで可動式のオビツ22㎝ボディに交換してみると、バランス的には中々悪くないようです。
リカちゃん&フレンズを可動式ボディに交換する時、ピュアニーモのフレクションや2エモーション&フィールではバランス的にどうも気に入らなくて、今回の帰国でオビツの22㎝と24㎝を買って来ました。
オビツの22㎝はrurukoの一部にも使用されていて、可動域が扱い易く(あちこちのジョイントが簡単に外れ過ぎるのは厄介だが)、全体的なバランスも整っていて気に入っています。
しかし、今回はこのかれんちゃんには違和感ないものの、他のフレンズやリカちゃんの全てにバランス的に合う訳ではないようです。見比べると、かれんちゃんは現在の中国製リカちゃんよりヘッドが若干小さいようで、それでオビツ22㎝がしっくり来るのかも。
最初はどんな格好をさせようかとアレコレ考え、トップは花柄+フリルいっぱいで女の子らしくとも、ボトムはショートパンツで少しボーイッシュに、と言う服装にしました。
青い瞳のかれんちゃんには、青い服がバッチリ似合うと思います。型紙は、るるこ用のサイズを利用しています。
スカートが似合わない事はないのですが、フリフリのお姫様ドレスやお嬢様ワンピ等の、スカートの長いクラシックな服装はイマイチ合わなくなったようです。
しかし狙った通り、超ロングヘアでは無理だったカジュアル、ナチュラル、スポーティ、モード系は、問題なく着こなすようになりました。
縁がないように思えたドールでも、こうして自分の作った拙い服を着こなしてくれるモデルさんになってくれるとやはり嬉しい。そして心置きなく改造出来るのも、安く手に入れる事が出来た中古人形ならではです。
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