昨年のバレンタイン・デートで、Faversham フェイヴァーシャムのアンティーク・モール巡りをした後は、隣町のWhitstable
ウィッツタブルで夕暮れの海辺を少し散歩してから、最後の目的地である大聖堂都市Canterbury カンタベリーに向かいました。
入場拝観料が馬鹿高い上に、建物に囲まれて公道からは見えすらしない、英国国教会の総本山カンタベリー大聖堂も、途中ちょこっとだけ見えました。
目指すは大聖堂の北側の、元市外壁の北門が立っていたらしいNorthgateに在る、「TAMAGO」と言うお店です。イギリスでは今やメジャー・チェーン店「WAGAMAMA」を始め、和風レストラン、寿司屋、弁当屋、ラーメン店は珍しくありませんが、大抵はインチキ和食を売る店であって、日本人が満足出来る店は中々ありません。しかしここは日英の御夫婦が経営しているそうで、本物の和食が味わえます。
前菜に、南瓜のコロッケを注文。イギリスならパンプキン・コロッケと呼ぶんじゃないの?と言われそうですが、パンプキンとKabochaは似ていても別物です。
メインは、しばらく考えて結局二人共前回と同じ「豚骨ラーメン」を注文。バレンタインにラーメンとはロマンティックではないと思われそうですが、ここのは本当に美味しいんですよ。食べたい物を二人で共有する幸せに、勝るロマンティックな食事があるでしょうか(笑)。特にこの後もしばらく日本へは行けないP太にとっては、貴重で贅沢で嬉しい料理な訳です。
とろとろの煮卵が嬉しく、もし日本で食べたとしても、このラーメンは相当レベルが高い美味しさだと思います。
デザートには、栗のアイスクリームと苺のどら焼きを(確か抹茶味が売り切れだった)。どちらも、そつない美味しさでした。
真正の日本料理が味わえる上に、ロンドンに比べると割安で行き易く、今年もまた行きたいね~と話しています。
駐車場への帰り道、半端なく傾いたまま立っている木組みの家は、一層迫力に見えました。
中は覗いていませんが、イギリス初?の日本の精巧な食品サンプルの店なんてのがオープンしていました。
すっかり日が暮れた街灯の少ない旧市街地の路地で、こんな巨大な顔が暗闇に浮かんでいます。
実はここは劇場の脇で、この大顔面は劇の仮面を表しているようですが、何も夜間にわざわざライトアップしなくても。そしてその前で、平然とスマホを覗くのに夢中になっている東洋人女性が何だかシュール。ついでに手前の人影は、彫像であって生身の人間ではありません。
我々が車を止めたのは、市街壁の中で唯一現存している西門近くです。このノルマン時代の建物の間と直ぐ脇を、自動車が通過して行きます。お天気はまあまあの晴れで、アンティーク・モール巡りは期待通り楽しく、夕食も期待通り美味しく、充実したバレンタイン・デイのお出掛けとなりました。
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