2025/07/26

手描きのスノードロップ柄のブローチ

六月のアーディングリーのアンティーク・フェアで、最初にルーサイトのインタリオのブローチを買った際、一つで5ポンド、三つで10ポンドだった為に、他にも欲しい物を二つ探し出して買いました。その一つが、このスノードロップの描かれたブローチです。

幅約3㎝の、小ぶりのブローチです。フィリグリー風の枠に囲まれたカボションに、スノードロップをエナメルで直接手描き彩色した、または薄紙に描いた物をデコパージュの技法で固めたような、イギリスでは今まで見た事のない独特な仕様をしており、妙に惹かれました。

凄く巧みな絵とは言えませんが、この小ささで描くのにはそれなりの技術と慣れが必要に思えます。絵の右上端にBJRとのサインがあり、筆の線の細さが結構脅威です。

昔、安達太良山や尾瀬と言った高原の土産物屋で見掛けた、高山植物の描かれたアクセサリーを思い出させます。子供の頃アルプスに憧れていた私は、それらが大好きでした。妙に惹かれるのは、そんな懐かしい気持ちにさせてくれるからかも知れません。




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