お婆さんが亡くなって空き家になった後、初老の娘さんが離婚して一時その家に住んでいた事があるらしい。その娘さんは離婚の揉め事や孤独ですっかり精神的に参っており、遂には自殺した。弟の話だと、「しかも首吊りではなく首を切ったんだ。血塗れだ!」との事。多分血痕が残っているであろう家を、解体もせずに売りに出すなんて…。その上不動産屋が強欲で、周囲の地価相場よりずっと高い値段らしい。そりゃ売れないのも当然だ。
姉にこの話をしたら、休暇毎に実家に帰省しているのに、やはり全く知らなかったそうで驚いていた。「空き家のはずなのに視線を感じるから、ヘンだとは思っていたんだー」との事。やめれ💦 更に「もしお隣と目が合っても、絶対に反応しちゃいけないよ。自分に気付いて貰えたと思って、霊が付いて来ちゃうからね!」と念を押された。因みに大島てるには未だ載っておらん、と言ったら、「調べたんかーいw」と言われた。
それ以降、隣家を直視しないようにしている。我が家に向いてる側は概ねガラス窓になっているし、特に日が暮れてからゴミを集積所に持って行く際、その家の前を通るのがコワイ。そしてそのゴミの集積所も、自殺者が出た家の跡地だ。田舎は自殺が多い。都会に比べれば件数自体はずっと少ないものの、自殺も殺人事件も人口比を考えると極めて高い。しかし幽霊よりも、そんな事故物件をそのまま高値で売りに出す生身の人間が、やはり一番怖い。
撮影地:ナショナルトラストStanden, Petworth
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