須賀川の古民家カフェ「銀河のほとり」

今回は、一昨年の帰国時のお出掛け記事です。昨年と一昨年の帰国の記事が乱雑に混じって、ややこしくて申し訳ありません。しかし、一年前の出来事は来年も憶えているかも知れませんが、二年前の事を来年も憶えている確証はない為、一昨年の内容をまずは書き残して置くべきだと思いました。2023年に福島県中部の実家に滞在していた時、義妹(弟の妻)が須賀川市のベジタリアン＆オーガニック古民家カフェにランチを食べに行くのはどうかと誘ってくれたので、有難く連れて行って貰う事にしました。場所は須賀川の北の端近くで、そう郡山市から遠くありません。それがここ、「銀河のほとり」です。

天井が高く取られ開放感のある、木の質感を生かした店内。でも古民家「風」であって、比較的新しく建てられた建物かな？　奥には有機食品を販売しているコーナーもあります。

平日なのに、この後店はすぐにお客さんでいっぱいになりました。

私が子供の頃は、正直やる気の感じられない衛生状態も頗る怪しい飲食店が、周囲には沢山ありました。しかし今は、地方でも意識の高い美味しい飲食店が普通になりました。そして古民家等の日本の昔ながらの文化や田園生活を尊み楽しむ感覚も、私の子供の頃には一般的ではなく、ここ数十年で広まった価値観です。返って田舎だから質の良い新鮮な食材は手に入り易い訳で、こう言った食べ歩きは期待が高まります。

お茶は香ばしい蕎麦茶。お茶の中では、私は一番好きかも知れません。イギリスでも蕎麦の実が買えるので、こいつをローストしたら蕎麦茶が飲めるのに違いないと思いましたが、結構贅沢なので未だ試していません。

私は、銀河のほとりで一番豪華な(メニューにそう書いてある)「おすすめ盛り合わせセット￥1180(2023年時)」を注文しました。うわー肉も魚も不使用なのに、見た目も華やかで充実して美味しそう♪　と言うより、私は肉より野菜料理の方が惹かれる程で、しかもこのような色んな味の楽しめる食事が好きなのです。

内容は、好物の車麩のフライ、おからのモチモチ揚げ＆季節のソース、大豆ハンバーグ＆雑穀ソース、季節の付け合わせ4～5種類、酵素たっぷり銀河サラダ、豆乳ヨーグルトとブラックソルトのマヨネーズ風などなど盛り沢山。 

酵素たっぷり銀河サラダには、旬の野菜と自家製ドレッシングが使われています。やはり季節に合った物を食べるのが、一番健康にも良いと言われています。

ご飯は玄米、更にひしおこうじやお漬物付き。味噌汁は、甘めの懐かしい味わいでした。

義妹は、大豆ハンバーグがメインのセットを選びました。他の内容は、私のとほぼ同じです。

ハンバーグには、スピルリナと言うビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な藻類が入っているそうで、確かに緑色に見えます。

うちのP太君は全く問題ありませんが、聞く話に寄ると、西洋人の多くは、こう言った沢山の料理を交互に食べて楽しむ習慣が基本的にない為、頭が混乱して出来ないのだそうです。例えばカツ丼セットの場合、まず味噌汁を前菜として飲み干し、その後上の具の卵とじトンカツを全部先に食べちゃって、後からご飯だけを延々と食べるとか。

どれもギリギリの薄味で、素材の味わいや食感が楽しめ、期待通りの美味しさでした。帰り際には、義妹と食材の買い物を楽しみました。メニューのお料理が全て美味しそうで、また訪れて他も味わってみたいと思いました。