昨年日本から帰って来てしばらくすると、お友達のTちゃんから小包が届きました。中には、中欧&北欧のビンテージ布の端切れ詰め合わせと、わざわざ京都からお取り寄せしてくれたらしい抜群に美味しいお煎餅が入っていて感激しました。端切れの多くは、マリメッコだと一目で分かりました。昔好きでこつこつコレクションしていた布だそうですが、今は余り興味がなくなったそう。
こんな小さな切れ端でも役に立つかなあ?とTちゃんは心配していましたが、…十分立つんですよ~ドール服には! 特にマリメッコは、例えどんな小さな面積でも、ドールにとっては柄が大き過ぎても、柄の何処を切り取っても、マリメッコらしい威力を発揮するのがスゴイと思います。
人間サイスの服であっても常識破りな大きな柄が存在して、正直お洒落とキ★ガイの境界線なのがマリメッコの持ち味だもんね…。「呪術廻戦」の中で釘崎野薔薇が、五条先生の高価なシャツをシミだらけにしてしまい、無理矢理「ちょっとマリメッコみたいじゃない?」とか言っていたのを思い出します。
詰め合わせの中では、これは割と大き目の端切れで、北欧ではなく多分ドイツの生地ではと思います。メルヘンな図案、色褪せ具合も愛おしく見えます。
こちらもドイツのビンテージと思われる生地で、物ッ凄く好みです。この布だけはドール服用に小さく切り刻ます、柄が生きるよう出来るだけそのままを利用したい。
まず手始めに、私のワンピースと同じ「プケッティ」の花柄のピンク地で、五分袖ベルスリーブのブラウスを作りました。丈短トップしか取れる面積がなく、しかも前身頃だけです。
そんなショボ過ぎる使い方にも関わらず、一応マリメッコらしく見えるじゃないか、と自分では思います。
「ケスティト」か「シイルトラプータルハ」のような力強い花柄(名前は確認出来なかった)の端切れは、短冊程度の大きさしかなく細長いので、ショルダーバッグを作りました。
この柄&この色合い、自分では持っていないはずなのに、凄く身近で見覚えある…と思ったら、多分別な友達が愛用しているトートバッグと同じ生地です。
短丈トップにはボリュームのあるボトムが良さそうと、インディゴのデニム生地でバギーパンツを縫いました。このバギーデニムは、姉の買った「Dolly Bird」に掲載されていたスカーレットちゃん人形用の型紙を利用しました。
脚の長さ(股下)をmomoko DOLL用に調節し、ウェストもモモコに合わせて作り、これでモモコでも着用出来ると思っていましたが、…股上が大きく有り余っている事に完成してから気付きました。それ故にブラウスの下は、実はまるでハイウェストのような状態になっています。
同じ27~29㎝位のドールに見えるのに、何せスカーレットちゃんの実物を持っていないので、そんな所まで体型が大きく異なっているとは知らず。作り始める前に、やはりモモコ用の既存のパンツの型紙と照らし合わせて確認してみるべきでした。
でも何とか誤魔化せるので、そのまま無理矢理着せて撮影しています。ただし姉に送る時は、型紙を修正して作り直してからにするつもり。
一方左のモモコが着ているワンピースと言うかジャンスカは、以前マリメッコの「クルキストゥス」を買って貰った記念に、ドール・サイズのミニチュアを作った物。このポケットにこそ、マリメッコのどんなに小さな端切れでも生かせたであろうと、今となっては思います。
「選べるモモコ」と「シガレットチョコ」のモモコを組み合わせるには、今回が初めて。どちらも直毛で黒に近い濃い髪色で、大人っぽさも大体揃っていて似合うのではと思いました。が、メイクの色が違い過ぎて、意外と合わないような。髪色より、フェイス・プリントの雰囲気のマッチするのが大切なのかも。
…いや、そうでもなく、ポーズに寄ってはちゃんと仲良しに見えるかな。
このスマホの位置&角度では、正直二人一緒の自撮りは無理そうです。前に友達と旅行先で自撮りした時、余りにヘタクソで否応無しに自分達のオバチャンぶりを実感しました(笑)。
折角イギリスまで送って貰った貴重な端切れなのだから(廃盤のマリメッコも混じっているようです)、生地の魅力を最大限に生かせるよう、足りない頭を精一杯働かせて今後も活用したいと思います。
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