昨年の四月、東京でいよいよ桜が満開になった頃、姉がその日は午前中で仕事を終わらせるので、午後から会社の近くでお花見しようと提案しました。場所は…青山霊園! 墓地好きの私としては、一度はじっくり見て廻りたい場所だと思っていましたが(学生時代にちょこっとだけは訪れた事があるような)、多分面白過ぎて時間が物凄く掛かりそうで、中々実現出来ずにいました。
長年東京に住んでいた私ですが、港区方面にはほとんど行った事がなく、おまけにこの地域は年々激しく様変わりして行く為、姉との待ち合わせ場所には中々辿り付けませんでした。墓地の入り口には、昔ながらの石材店。もしかしたら昔はこの辺りには、もっと石屋が軒を連ねていたのかもしれません。
ここは東京の中心部なのに、意外な程丘勝ちで土地に高低差があります。坂道も多く、青山霊園も丘の上に設けられています。霊園の下には、地下鉄が通過しています。この場所は、元は美濃郡上藩主・青山家(地名はここから来ている)の下屋敷だったそうです。
桜は、狙った通り本当に綺麗。天気も咲き具合も、正に理想的。
そして、森ビルの眺めもばっちり。
地面に落ちた桜の花びらも、凄まじい量です。
写真を編集していて痛感しましたが、こんな快晴の日であっても、桜の花色はちょっとした陰で曇って見え、微調整をしないと映えません。
それ程、非常に繊細で難しい花色なのだと思いました。
外人観光客はちらほら見掛けますが、こんな都心のド真ん中で、今時これ程混んでいない花見スポットは本当に貴重で穴場です。
そして普段から散歩としてだけでなく、通勤・通学・買い物等の生活に欠かせない公道となっています。
果たして墓地で夜中に宴会をする人が居るかどうかは知りませんが、昼間にベンチでお弁当を食べる人は何人か見掛けました。
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